異文化交流と語学力UPにシェアハウスは有効

海外に語学留学する人は結構多いと思いますが、
学生の場合は長期休みを利用するか、
交換留学や一年休学しての留学でホームステイが多いかもしれません。

ある程度語学力に自信があって渡航するなら、シェアハウスを滞在先に選ぶといいのではと思います。
それもネイティブ以外の外国人も住んでいるシェアハウスだと毎日いろんな文化に触れられるし、
一度にいろんな国の言葉を勉強することも可能です。

私は大家さんも一緒に住んでいるというシェアハウスに8ヶ月住みました。
日本人は私だけ、欧米人やアフリカ出身の外国人もいましたし、
アジアからだと中国や韓国からの留学生が住んでいました。
キッチンやバス・トイレなど共同で使うので、自分の部屋以外では必ず交流の機会が訪れるのです。
料理ひとつとっても、いろんな国のレシピを知ることができ、
住んでいる人の友達が遊びに来ることもあるので、
パーティを開けば様々な文化に出会えて面白かったです。
もちろん文化の違いから驚くこともありますが、慣れないまでも違いを知ることで
お互いの理解が深まるというものです。

討論することで語学力もUPします。
お国柄で文法の間違いや発音の間違い、スペルの間違いもご愛嬌です。
ネイティブが一緒にいればその場で間違いを直してくれますが、
間違ってもいいのでどんどん話して、お互いの持ってる引き出しの中身を出し合うことで、
いつの間にか共通の言葉で同じ人間として対等に向き合っている感じがしました。
それまではお互い外国人でよそよそしく、文化の違いや気質の違いでお互いに探り合っている感じでしたが、
相手の考えていることや考える背景がわかってくると見知らぬ同じ国の人よりも親近感が湧いてきます。
そして共通言語でスムーズに会話ができるようになったら、
お互いの母国語を教えあうことで、お金をかけずに2ヶ国語、3ヶ国語と学べます。

私は学生時代国際関係学を勉強していました。
この学問は国と国とが戦争で険悪にならずにお互いを理解しあって
一緒に発展していけないかということを追及しているもので、
そのためには前向きなコミュニケーションが必要なのです。
シェアハウスという小さなコミュニティの中でもそれぞれが母国代表みたいにお互いを知り合うことで、
その後母国やそのまま海外でグローバルな視点で各国と上手くやっていければ、
無駄に諍いを起こさなくてもすむと思うのですが。

ではどうやってシェアハウスを探せばいいのか・・・。
私の場合は語学学校で斡旋してもらいました。
まだ語学力に自信の無い頃で、一人で探すのは難しかったので、学校に相談しました。
現地に知り合いでもいれば、力を貸してもらうこともできたかもしれませんが、
単身で渡航する場合は無理せず、現地のネイティブで相談できる人を探したほうがいいでしょう。
ルームメイトを探す掲示板とか新聞の募集記事でチャレンジするよりは失敗がないと思います。
語学力に自信のある人はネイティブだけのシェアハウスに挑戦するのもいいかも。
自分の殻に閉じこもる人には向かないですが、
ネイティブかと思われるくらいに現地の文化や言葉を吸収できる最高の環境かも。

共同生活をすると相手のことを思いやり考えることにアンテナを立てられるので
人間としても成長できるすごいチャンスだと思います。