最近シェアハウスと言う言葉をよく聞くがどのようなものなのだろう。
これは、一戸建ての家に個室を作ってそこに共同で住居すると言うような事だろう。
共同でと言うのは、キッチンやトイレや風呂などを共同で利用するという意味です。
あくまでも自分のスペースは部屋だけで、生活に必要な部分は、一定部分共同になります。
このような形態は欧米の学生の住居では当たり前のように利用されています。
しかし日本ではこれまでは馴染みがなかったと言えるかもしれません。
しかし、日本でもかつて「下宿」と言う住居形態があり50歳代以上の人ならば結構知っていると思います。
日本の大学生もかつてはシェアハウスが一般的だったといえるかもしれません。
最近下宿と言う言葉をあまり聞きませんが、昔の学生の住居としては一般的でした。
むしろ最近の学生の住居はアパートやマンションの部屋が一般的になってしまい独立して住居できる。
つまり、トイレや風呂やキッチンが部屋に備えられていて
完全にプライバシーが守れるようになってきています。
このようにシェアハウスは、マンションやアパートと同じで管理人がいて、
寝るスペースだけは独立した部屋ですが、
そのほかの使用は共同になる住居形態になるということでしょう。
このシェアハウスのメリットの第一は「家賃が安い」と言うことだと思います。
プライバシーが一定程度制限される以上当然といえば当然ですが、
家賃が安く済む事が一番の魅力といえます。
しかしながら、家賃が安くて済むという事は駅に近い所を借りることが可能になってきます。
これまでは学生であっても通学の時間は1時間程度はかかるということも当たり前であったと思いますが、
学校に近い立地条件で借りることが出来るという事が出来ることになります。
駅まで20分も歩かないで済むという事はありがたいと思います。
また部屋を借りる初期費用も安く済むのではないでしょうか。
そして、生活スペースが共同と言うことは、冷蔵庫や洗濯機は備え付けと言うところも多いと思います。
冷蔵庫はそれぞれ別個で自分で用意しなければならないと言うケースも多いとは思いますが、
用意すべき電化製品が少なく済むという事がいえると思います。
そして、プライバシーがある程度制限されていて、共同生活と言う部分が多いと言うことは、
他人と適度のコミニュケーションがあるということが言えると思います。
アパートやマンションであれば、部屋に帰れば完全に一人です。
隣の部屋の住人と会話をするということも少ないといえるかもしれません。
会話をしたくなければそれが出来るからです。
しかしシェアハウスともなればそうも言ってはいられません。
共同生活をしなければならないからです。
もし外国人の入居者がいたら否が応でも会話をしなくてはならないと思います。
いながらにしてその国の言葉を学ぶ事も出来ると思いますし、
その国の文化に直接触れることも出来るでしょう。
このようなことを考えると、コミニュケーションに不安のある方はむしろ
シェアハウスに入居したら良いかもしれません。
必然的にその能力が備わっていくことは間違いないからです。