ドラマ『シェアハウスの恋人』から考える、人間関係のメリット・デメリット

婚活という言葉があるように、現在社会には独身の社会人が数多く存在します。
その一方で、結婚よりもまず他人との関わりや、心の拠り所を求めている人も少なくありません。
日本テレビではこのテーマに着目し、ドラマとして制作しているようです。

2013年1月16日水曜日 22:00より放送開始
日本テレビ 『シェアハウスの恋人』

独り身ながら、友達も出会いもないヒロイン、津島 汐(30歳)。
将来に不安を抱えた彼女が一歩踏み出そうと、
シェアハウスでの生活を始めるところから物語は始まります。
人には言えない秘密を抱える入居人たち。
そんな彼らとの交流が見どころの、「大人のラブコメディー」とのこと。
実際、心の拠り所を求めたり、自分を変えたい一心から共同生活を始めるケースはよくあるので、
このドラマ放送をきっかけに、シェアハウスの利用を考える人は一層増えるのではないでしょうか。

『シェアハウスの恋人』でもメインテーマとして描かれているように、
シェアハウスを利用するにあたって何よりも大きな問題は、人間関係です。
家族や親友でもない人との共同生活は、メリット・デメリットどちらの面においても影響するでしょう。
メリットといえば、なによりも寂しさや孤独感が紛れることが挙げられます。
帰宅して「おかえり」を言ってくれる人がいるのは、一人暮らしにはない特権。
価値観の違う人と同じ屋根の下で暮らすことで、自宅暮らしとも異なる刺激をうけることができますし、
気の合うルームメイトがいれば第二の家族として迎えることができるでしょう。

都心を中心にシェアハウスを運営している会社に、オークハウスがあります。
家具やインターネットなどといった設備が充実していて、手頃な家賃で利用できることから、
一人暮らしよりも経済的という声も少なくありません。
またこの会社の特徴として、物件によっては入居者の共有スペースを大きく設けてあることが挙げられます。
独り身での都会暮らしというと孤独なイメージが付き物ですが、
入居者同士で気軽に交流できる空間があるのは、日々の生活に大きく影響することでしょう。

さて、人との適度な関わり合いが魅力的なシェアハウスですが、それは時としてデメリットにもなります。
何故なら、たとえ性格は良くても、共同生活を送るうえで問題のある人がいないわけではないからです。
きちんと家賃を払わない、掃除を全くしない、ルームメイトの物を盗む・・・。
浴室やトイレ、リビングなど共用スペースの掃除当番を定めているシェアハウスもありますが、
「他の人がやってくれるだろう」とサボる人も、中にはいるようです。

シェアハウスで快適な暮らしを送るためには、自分から妥協することも時には大切です。
例えば隣の部屋から聞こえてくる音。
音の主が家族なら気にも留めないのに、他人のものだと意識するだけで落ち着けなくなる人もいるでしょう。
同居人との生活リズムの違いを受け入れることで、ある程度心の負担は軽くなります。

親しき仲にも礼儀あり。
快適な共同生活を送って行くためには、まず自らマナーを守ることが大切です。
シェアハウスの規則は自発的に守り、またルームメイトとどれほど仲が良くても、
自室のドアには鍵を設置するなどして、最低限の礼儀や防犯対策を心掛けていきましょう。
円滑な人間関係と居心地のいい空間は、そこから生まれます。