オーストラリアのシェアハウスの特徴
日本ではシェアハウスは会社がきちんと運営しています。
シェアハウスの専門業者が運営していたり、あるいは不動産業者がシェアハウスも事業の一つとしてやっていることも多いです。
法律的に問題のあるシェアハウスがあるという報道がされることが多いのですが、それでもきちんと会社が運営をしており、問題のないところがほとんどです。
一方、オーストラリアの場合は日本と比べるとシェアハウスが無法地帯となっています。
会社が運営をしているケースはほとんどなく、多くのシェアハウスを個人が運営しているのです。
名刺を渡されるようなことはなく、下見をしない限りは所有者の名前と電話番号ぐらいしかわかりません。
大きな家を所有している人がお金を稼ぐために他人に部屋を貸しているだけなのです。
火事や地震の際の避難経路の確保や防犯対策といったことはまったくしていません。
何らかのサポートをしてくれることはほとんどなく、管理をしてくれるわけでもないのです。
たとえば、部屋を紹介されたとしても、そこには何の設備もなく空っぽの状態となっていることが多いです。
日本ではシェアハウスが流行っていることもあり、設備が整っていたり、何らかのコンセプトのある物件が多いです。
一方で、オーストラリアはシェアハウスが流行っているというわけではなく、普通の家に住むことになります。
そのため、色々な条件のシェアハウスがあり、中にはとても大きくてお金持ちの家を貸してくれる場合もあれば、単なるビルであったりするケースもあります。
条件の良い物件に巡り合うためには最終的には運に左右されることになるのです。
どのようなシェアハウスがあるのか
オーストラリアでは地域ごとにシェアハウスの特徴が異なります。
シドニーの場合は格安で建物がキレイであり、女の子が住んでいたり、ジムが設置されている物件があります。
ただし、人数がとても多く設定されていることがあり、バックパッカーとあまり変わらない雰囲気のところが多いです。
たとえば、部屋の中に二段ベッドが複数置かれていたり、仕切りがシーツだけのような物件もあります。
メリットとしては、家を出れば周辺は街の中心部となっており、立地が良いことです。
街の中心地から少し離れたところにあるシェアハウスは環境が良いです。
無理な人数設定となっているわけではなく、一つの家に5人程度が生活をしています。
また、都市部から離れれば離れるほど条件の良い物件は増えてきます。
森の近くにあったり、ビーチのある物件もあるようです。
ただし、家賃については都市部の物件とあまり変わりはありません。
カップルでシェアハウスに住んでいる人も多いです。
しかし、都市部から離れた物件の場合は通勤をするために交通費がかかるため、シティ内で働くのには不向きです。
このような特徴がオーストラリアのシェアハウスにはあります。