シェアハウスの歴史について
最近はシェアハウスの認知度が上がってきて、多くの方が知るようになりました。
シェアハウスの恋人というドラマが放送されてこともあり、マスコミもシェアハウスに注目していることが分かります。
しかし、シェアハウスのような共同生活を送っている人達は昔から存在していました。
日本での共同生活の歴史をたどると、ゲストハウス、シェアハウス、ソーシャルアパートメントという3つの存在が出てきます。
これらが順番に日本で登場するようになり、共同生活が一般的となりました。
それぞれがどんな特徴を持っているのかについて説明しましょう。
ゲストハウスとは、シェアハウスと似ている部分が多く、トイレやシャワー、キッチンなどが共用となっています。
外国人旅行者が利用することが多く、そのため、どうしても共用スペースが汚れてしまい、それによって日本人からは敬遠されていました。
そのため、あまり日本では普及しませんでした。
たとえば、海外旅行をする際に宿代がとても安いためゲストハウスを利用している人はたくさんいます。
バックパッカーをしている人にとってはかなり重宝する存在となります。
短期旅行者を相手にしているため、日払いから対応しているところが多いです。
ゲストハウスがあまり日本人に浸透しなかったことから、別の形態としてシェアハウスが登場しました。
シェアハウスとは主に日本人の若者を対象としたものであり、ゲストハウスに代わる新しい存在となりました。
コンセプトとしてはお金を節約することが最大の目的であり、格安の賃料で日本人の若者が共同生活を楽しめるようにつくられました。
一人暮らしをするのは寂しいという理由でシェアハウスを利用している方は多いです。
最近は若者に限らずお年寄り向けのシェアハウスも登場しています。
これからもさまざまなタイプのシェアハウスが登場して、社会に受け入れられていくでしょう。
ソーシャルアパートメントというのは基本的にシェアハウスと似ている部分が多いのですが、きちんと個室がつくられています。
マンションやアパートよりも孤独感を解消する効果があり、防犯防止にもなります。
これからのシェアハウス
最近は核家族化が進んでおり、さらには結婚をしないという選択をする人が増えています。
このような状況の中で、シェアハウスでの生活によって、恋人でも配偶者でもない人と共同生活をすることが一般的になる時代が来るかもしれません。
一人暮らしをすることにはメリットがあるのですが、デメリットも存在しています。
どのような生活スタイルを選ぶのかは自由に決めることができるため、シェアハウスを選択する方はこれから増えていくでしょう。
特に家賃相場の高い都会ではシェアハウスは重要な役割を果たします。
新しいタイプのシェアハウスも誕生するでしょう。